今回は作成したAWSのインスタンスにWordPressをインストールする方法を紹介します。
WordPressを導入することで、ブラウザから記事を投稿したり、画面のカスタマイズをすることができるため、サイトの管理が格段に楽になります。
まだサーバーが用意できていないという方は無料で作成する方法を紹介しているので、下記を参考にしてください。
EC2インスタンスのwebサーバー化の解説はこちら
EC2インスタンスの作成方法の解説はこちら
EC2ってなに?という方はこちら
目次
WordPressとは?
WordPressはCMS(Contents Management System):コンテンツ管理システムの一種です。
1からサイトを作成しようと思うと、htmlやcssといった知識が必要になってきて、それなりの見た目のサイトを作ろうと思うと、かなりの労力が必要です。
他にもブログ作るサービスとしてはてなブログやアメーバブログなどがありますが、これらのサイトはレイアウトがあまりいじれなかったり、広告を勝手に入れられたりと、色々と制限されてしまいます。
WordPressではこれらのデメリットが無く、簡単に自由なサイトを作ることができます。
他にもテーマを変えることでガラッとデザインを変えたり、プラグインを導入して面倒なSEO対策を自動化したりすることもできます。
WordPressの導入
WordPressのインストールではインスタンス(サーバー)にSSH接続して行います。
SSH接続がわからない場合は上記の過去記事を参考にしてください。
ファイルの転送にはFTPを使います。
転送方法がわからない方はこちらを参考にしてください。
WordPressに必要なアプリのインストール
WordPressをインストールする前に、WordPressで必要なアプリをインストールします。
インストールに必要なアプリは以下の3つです。
- PHP
- MySql Server
- MySqL-PHP
他にも必要なものはありますが、上記をインストールする際に、一緒にインストールされます。
下記のコマンドをターミナル上で実行してください。
・PHP
PHPはinstallコマンドを実行するだけでOKです。
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sudo yum install -y php |
・MySql Server
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sudo yum install -y mysql-server |
サーバーの再起動時にMySql serverが自動起動するように設定します。
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sudo chkconfig --level 35 mysqld on |
MySql serverを起動します。
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sudo service mysqld start |
同時にインストールされたhttpdの自動起動設定をします。
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sudo chkconfig --level 35 httpd on |
httpdを起動します。
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sudo service httpd start |
・mysql-php
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sudo yum install -y mysql-php |
DBの作成
MySQLにログインしてWordPressで使用するデータベースを作成します。
ここで設定するデータベース名、ユーザー名、パスワードは、WordPressの初期設定で使用するので、控えておいてください。
MySQLのログイン
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sudo mysql -u root -p |
MySQL上での操作
新しいデータベースの作成
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CREATE DATABASE データベース名; |
ユーザーの作成
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CREATE USER 'ユーザー名'@'localhost' IDENTIFIED BY 'パスワード'; |
作成したユーザーにデータベースの操作権限を付与
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GRANT ALL PRIVILEGES ON 作成したデータベース名.* TO '作成したユーザー名'@'localhost'; |
設定を反映
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FLUSH PRIVILEGES; |
以上でターミナル上での操作は完了です。
WordPressのインストール
WordPressのインストールを行います。
まずは、WordPressのページから本体をダウンロードして解凍してください。
解凍したらFTPでvar/www/htmlの下に転送してください。
この時にファイルが入っているフォルダ名がアクセスする際のURLの一部になります。
WordPressの設定
WordPressを表示する
ページにアクセスしてWordPressの設定画面を表示します。
インスタンスのgloval IP + WordPress本体を入れたフォルダ名をブラウザのアドレスバーに入力してください。
今までの導入がうまくいっていれば、下のような画面が表示されます。
「さあ、始めましょう!」をクリックすると、下のような画面になるので、作成したデータベースの情報を入力してください。
データベースのホスト名にはlocalhostを入力し、テーブル接頭辞はそのままで大丈夫です。
「送信」をクリックして下の画面が表示されれば完了です。
エラーが出た場合は画面の支持に従ってください。
以上でWordPressの導入は完了です。
「ログイン」をクリックしてWordPressの利用が始められます。